こんにちは、希空工房®のKです。
3月11日。東日本大震災から10年が経過しました。
日本は地震大国と呼ばれるほど地震災害の多い国ですが、その歴史の中でも東日本大震災の災害規模は過去にも例をもない程のものとなりました。
近年だけの地震災害を振り返っても、2019年の山形県沖地震(震度6強)、2018年の北海道胆振地方自身(震度7)、同年大阪地震(震度6弱)、2016年の熊本自身(震度7)などがおこっています。
このような過去の地震災害から、日本では様々な地震対策が取られてきました。災害対策グッズも豊富な品揃えで年々、売り上げも増加しています。
東日本大震災では津波による被害と同時に、世界中が固唾をのんで見守った福島第一原発の事故がありました。地震と津波による影響で稼働中だった1~3号機にメルトダウンという現象が起き、大量に発生した水素が爆発を起こし、大気中や土壌・海水へ大量の放射性物質が放射されてしまいました。
政府は福島第一原発から半径20キロ圏内を警戒区域として人が全く住まない地域となりました。2020年に全面解除となるまで長い年月を要しました。
1986年に起きたソビエト社会史主義共和国(現ロシア)のチェルノブイリ原発事故の再来かと世界中が騒ぎはじめ、実際に震災後には日本製品の不買運動なども世界各地で起こりました。日本国内でも差別的な発言や暴力が社会問題になりました。
原子力発電のメリットとデメリット
原子力発電を今後も稼働させるのかという議論は今現在も続いていて、必要だという人の意見としては発電コストが低く電気料金を抑える事が出来る(少量のエネルギーで大量の電力を生み出せる為)ことや、現在問題になっている二酸化炭素を排出しない事、安定的な電力を供給ためなどの理由があります。
デメリットを唱え、不要だと主張する人たちの意見としては、原発事故による被曝のリスクがあります。大量の水を必要とするため海の近くに建てられているため津波の影響を受けやすいのです。また、事故が起こった際に補償や事故処理に多くの費用がかかってしまいます。
ここからは私個人の意見になりますが、結論から言うと原子力発電は必要だと思っています。
もちろん全ての事情に通じている訳ではありませんので偏った知識をもとにしている意見でもあります。私の調べた限り(主に各電力会社の情報)では、現在の日本では電力は海外からの輸入に頼っていてエネルギー自給率が7%という極端に少ない数字になっています。これは福島第一原発事故以降、原発不要論が高まり、多くの原発が活動不能・廃炉になってしまった為に、石油火力や石炭火力・LNG火力発電に頼る事になりました。
しかし火力発電では大量の燃料が必要となり、それらも足りていない状況が続いているようです。思えば世論に反して電力会社は一貫して原子力発電は必要であると言い続けてきました。ちなみに火力発電以外の発電の割合(風力・水力・太陽光・再生可能エネルギーなど)は3割に満たないのだそうです。
現在では原子力規制委員会は政府から独立した組織となっていて、世界でも最も厳しいと言われるほどの規制が設けられていて、その審査を通過した原発であれば高確率で事故は起こらないという発表もされています。
さらに使用済みの核燃料の廃棄処分問題では地下300メートル以下に処分できる技術が完成していて、重大事故に備えた厳重な設計がなされているようです。
電力は足りているというレポートもありますが、火力発電のみに頼る状況ではCO2も大量に排出してしまいますし経済的にもコストはかさみ、電気料金の値上げは避けられなくなってきます。
こういった観点から私は原子力発電は必要だと言いましたが、もちろん住民の賛同も得られないままの稼働再開や必要以上の稼働再開には反対です。全くのゼロにするというのは現段階では難しいのではないでしょうか。私は政治家の言葉は半分は支持集めのパフォーマンスだと感じているのであまり耳に入れないようにしています。是非とも、皆さんも自分で調べてみて下さい。きっと違った視点からの情報も入ってくるはずです。
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